

- 鍼灸師養成の基本的な考えかたは、病気だけでなく患者様自身を診られる鍼灸師を育てることだと考えます。

- 総合的な力をつけるには何が必要でしょうか? 地域密着型の研修では一人の患者様について豊富に経験することができます。患者様の立場に立つとはどういうことかを深く学べます。

- 患者様は、ひとつの疾患だけを持っているわけではありません。高齢化の中でその傾向はますます大きくなっています。いろいろな問題を抱えた患者様に、治療者として責任を持つことが大切です。鍼灸の専門家(得意性)としてどんな疾患にも総合的な力を持って治療に当たる、そんな力量をもって地域医療の現場で求められるような鍼灸師が必要なのではないでしょうか。

- 私たちは、研修の中でコミュニケーション能力を持つことに特に重視しています。患者様や家族とのコミュニケーション、スタッフや鍼灸師同士のコミュニケーション能力を高めることはこれからの鍼灸師に不可欠なことです。

- 研修をよりよいものにするためには、指導鍼灸師も研修鍼灸師も一緒になって講論することが必要です。月1回行われる定例会、勉強会では研修鍼灸師が課題を発表し参加者でディスカッションを行い知識の向上に努めています。
- 1.条件として一番大事なことは、患者様本位で治療を実践している施術所であること。決して知識や技術を優先的に学ばない、治療することを優先すると言うことです。
- 2.研修において、主体的に関わらせてくれるシステムがあるかどうかだと思います。施術者として責任を持つ、任されるということです。
- 3.研修鍼灸師の主体性だと思います。受け身だといい研修にならない、自分はこういう研修をしたいという意思表示を積極的にすること。
| 臨床数(治療ブース) | 13床(ベット) |
| 構成員 | 施術所教員2名、施術所スタッフ1名、非常勤スタッフ5名、鍼灸学科教員5名、研修制5名 |
| 過去の研修生数 | 19年度2名、20年度7名、21年度5名 |
(2)基本的で安全な刺鍼、施灸技術を身に付ける。
(3)施術所スタッフの施術に付き、実際の鍼灸臨床を学ぶ。
(4)自ら患者様を担当することで、施術に対する心構えや知識、技術、幅の広い施術方法等を習得する。
(5)学術的な知識の更新を行う方法を学ぶ。
| 1年目の研修 | 1年目の研修は、主な運動器の愁訴について鍼灸治療の対象としてよいかの判断ができ、担当スタッフの指導のもとに治療計画を立てて鍼灸施術ができるようになることが目標です。また、課題疾患の発表を通して文献の検索方法、まとめ方等を身に付けられるようにします。 |
| 2年目の研修 | 2年目の研修は、運動器系の愁訴についてほぼ独力で治療計画・施術を行えるようにすることが目標です。 |
| 3年目以降の研修 | 3年目以降の研修は、内科系疾患の不定愁訴についても担当スタッフのもとで施術できる実力を身に付けることを目標とします。 |
責任のある担当スタッフのもとで施術研修を行って行きます。
- 1)担当スタッフのもとで、問診・診察・評価・施術を行います。どの範囲まで任せられるかは担当スタッフの判断によりますが、次の点が施術に参加できるという判断の基準になります。
- (1)医療従事者としての常識的なモラルがある。
- (2) 安全な施術の知識と技術を習得している。
- (3) 遭遇頻度の高い疾患についての医学知識がある。
- (4) 必要な情報を整理してカルテに記載できる。
| (1)初期から行えること | a)ブース内の環境維持 b)施術準備 c)施術の介助 |
| (2)中期から行えること | a)抜鍼 b)通電操作 c)問診と情報整理 |
| (3)行えないこと | a)実質的な施術者としての患者様への対応 b)単独での治療行為 c)刺鍼行為 |
- 1)定例会
- 毎月1回、第4土曜日の18時頃から、過去1ヶ月の施術所内での出来事の報告、各種アナウンス、新しい情報の紹介、新患報告、インシデント報告、課題疾患発表等を行います。
- 2)勉強会
- 4月〜6月は第2土曜日、7月以降は第1・第3土曜日の18時頃から勉強会を行ないます。
- ※現在、臨床研修制度は新宿鍼灸柔整専門学校を卒業した者に限って行われています。
