ヒューマンサイエンス鍼灸学科

学科長メッセージ

ヒューマンサイエンス鍼灸学科学科長 海老名雅志

鍼灸に求められることは、伝承や経験を根拠とした医術から科学的根拠を持った医療技術への飛躍です。


複雑にからみあう治療体系

現在でも、ほとんどの鍼灸教育機関では人体の構造や機能を、解剖学や生理学として、つまり現代医学として教育しながら、鍼灸治療学としては、古典医学や中医学の理論を用いようとしているため、鍼灸医学の体系が2重、3重構造になり、学生の臨床力を身につけることの妨げになっているという大きな矛盾と無駄を抱えています。さらに養成機関それぞれが独自に選択している治療体系を教育しているため、各校の鍼灸治療方法はバラバラで、科学的根拠を持った医学としての統一は、全く実現できていません。統合医療時代に活躍するためには学校を選ぶということも非常に重要なポイントなのです。

科学的根拠を持った医療技術へ

伝承医術としての鍼灸は、これまで国民の健康と生活を支えてきた重要な医術でした。しかしこれまでの貢献を尊重しながらも、医療として、さらなる飛躍を目指す必要性があると私たちは考えています。それは、伝承や経験を根拠とした医術から、科学的根拠を持った医療技術への飛躍です。

鍼灸師を目指す皆さんへ

鍼灸の世界でしか通じない理論や言葉を用いた鍼灸は、患者さんにとっても理解しがたいものであり、他医療職との連携が前提となる統合医療、チーム医療のなかでコミュニケーションをとっていくこともできません。患者さんとのコミュニケーション、チーム医療の中でのコミュニケーション、この二つのコミュニケーション能力は、鍼灸師が統合医療時代に活躍するために必ず身につけなければいけない能力です。ヒューマンサイエンス鍼灸学科の臨床教育は、この二つのコミュニケーション能力の修得も含めた実践的内容になっています。

本校を目指す皆さんが、これからの医療界における統合医療の現場で求められる人材となって、医療人としての活躍できるよう、教職員一同が全力のサポートを約束します。