この仕事や研究の魅力・やりがい

私は2つの仕事を持っています。1つは、はり師・きゅう師として患者様の施術にあたること。当治療院では各先生が得意分野を持っており、私の得意分野は運動器系の疾患です。スポーツの痛みやケガへの鍼灸治療と予防、骨盤の歪みなど姿勢不良からくる肩こりや腰痛など、そのような疾患でお悩みの患者様を担当することが多いです。もう1つは、事業戦略室マネージャーとして、鍼灸院や接骨院、エステサロンの店舗運営や人事戦略など、統括的な仕事に携わっていること。鍼灸師だけではなかなか経験できない「企業の経営面」にコミットできていることが、大きなやりがいにつながっています。責任は重大ですが、充実した毎日を過ごせています。

この分野・仕事を選んだきっかけ

私は少年時代からずっと野球をやっていました。特に中学時代は専属のトレーナーがいるクラブチームに所属していたので、スポーツトレーナーの存在は身近でした。高校の時は、ケガで1年ほどプレーができない時期がありました。その間はリハビリなどでトレーナーの方に大変お世話になり、競技復帰できたこの経験から、自分もこの道に進もうと決心しました。高校卒業後はスポーツの専門学校に2年間通い、それから「はり師・きゅう師」の国家資格を取得するべく、新宿医療専門学校に入学しました。やはり、トレーナーの民間資格だけでなく、「はり師・きゅう師」の国家資格も取得することで、将来の可能性や仕事の幅が広がると考えました。

学校で学んだこと・学生時代

学生時代の一番の思い出は、最終学年の時に部活を彷彿させるような一体感の中でみんなで猛勉強したことです。夜間部だった私は18時から21時まで学校で勉強してから、学校近くのファミリーレストランに席を移して、クラスメイトと終電まで夜食を食べながら勉強しました。その猛勉強の甲斐があって、私たちの代は国家試験合格率が100％でした。試験後、全員で学校に戻り自己採点をした結果、全員合格であることが判明した時には、みんなで優勝したかのようにガッツポーズしたり抱き合ったり……あの歓喜の瞬間は今思い出しても鳥肌が立ちます（笑）。